子供の影響でTVアニメから入った鬼滅の刃。
キングダムと共に見事にハマり…。
既に多くの人から言い尽くされた事ですが、大正時代の古き良き時代、美しい国日本を描き切った映像美と、奇想天外なストーリー。日本人らしい美しくもウエットな家族愛。鬼と化した人々の苦悩や煩悩、そしてそれが死の瞬間、昇華/浄化していく姿…。
既にこれも指摘されてる事ですが、古い世代から見れば、同じく少年ジャンプが生んだ傑作・ジョジョの奇妙な冒険の影響が強いよな〜、とかいう思いもある。
(鬼舞辻無惨とディオ・ブランドー。共に人外のクリーチャーと化して、肥大し歪んだ自分の美意識とエゴを永遠たらしめんとし、人間を苦しませ続ける悪の象徴として君臨していきます。私の中では、丸被りと言えるでしょう)
現代っ子達がコレに熱狂する姿は、日本人ってやっぱり日本人なんだよなぁ、なんて思う次第。
私の「推し」は誰かと言えば、これは迷いなく、🔥炎柱・煉獄杏寿郎🔥 であります❗️
その煉獄さんの激闘と悲しくも美しい最期がメインの鬼滅の刃無限列車編
でもここまでの社会現象になるとは、思いもしませんでしたね。
と、いう事で、見逃す訳にもいかず、足の調子も少し良くなって負担も減ったところから、有給取って、ゆっくり鑑賞🎶
近場の映画館では、やはりTOHOシネマズのオリナスという事になる。
雨降ったら嫌だなという思いが強かったですが、ご覧の通り雲一つない「秋晴れ」の錦糸町界隈。
いかつい装具付きの左足が人様にとっても邪魔でしょうから、大人しく最前列の席を取得。
ラッキーナンバーですね🤞
コロナ禍、飲食禁止の昨今の映画館。
昼時を挟む時間帯につき、腹ごしらえから。
あまり時間もないので、同じフロアの
風龍(Foo Loong) でクイックランチ。
r.gnavi.co.jpチケ割 ↓ 利用で、ミニグラスビールがサービス。
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有給の休日。昼から飲める至福の時ですね〜。
デザートまでついて、まぁ味はアベレージですが、コスパは良好かと。
さてさて、ギリギリの時間でシアター入りしたが、どこもかしこも鬼滅、鬼滅、鬼滅。
否が応でも、気持ちは盛り上がってきます。
記念撮影スペース。
こんなのあるの、中々ないですね。
竈門炭治郎❗️
新しいヒーロー像ですかね。
友と成長していく姿は少年ジャンプの保守本流路線。
美しい兄妹愛が一貫したこの漫画のテーマなのですが、妹もいないし、あまり感情移入できるキャラではないんですね、個人的には。
下弦の壱・魘夢(えんむ)
中性的なアピアランス(無惨のパワハラ粛清会議では女性感が強かった)、そして最低の性格してますが、人気は結構ある様ですね。
ボスキャラとして存分に暴れてくれます。
この声優の演技(声色)が、本当にキャラとマッチしていて、好きです。
平川大輔さんっていうんですね。
はじめまして(笑)
初めてご尊顔拝見しましたか、何かリアルでも魘夢行けそうですね😅
へー、ジョジョでも花京院の役やってるんですね。といっても、ジョジョはコミックしか知りませんが。。。
禰󠄀豆子❗️
鬼になりながらも健気に人を喰らう本能を抑え込み、最愛の兄と戦い、その窮地を何度も救うというスーパーな存在。
22巻までの知識(本稿執筆時点で)で、ネタバレを避け続けている私としては、彼女の運命が最後どうなるのかは、本当に楽しみです😄
善逸❗️
捉え所のないキャラ、軟派な弱虫設定ですが、働く時は働く。
本作では終始引き立て役ですが、なくてはならない存在。
伊之助❗️
上弦の弍・童磨との因縁=煉獄家とはまた違う、母子の悲しいストーリーを知り、この美形の野性児に対する見方が変わりました。
善逸の方が前は好きだったけど、伊之助派に鞍替え(笑)。
それにしても声は、この被り物の下の素顔とは、絶対にマッチしなくて、個人的には、どうなんだろって思いますね。
そして煉獄🆚猗窩座
魘夢を倒したのも束の間、戦闘マシン、上弦の参・猗窩座が突如舞い降りる。
余談私見ですが、この登場シーンから猗窩座のイメージが、米国人気ドラマ HEROESのボスキャラ、サイラーに被るんですよね。
サイラー🆚ピーターの闘いも中々でした。
HEROES - サイラー/ピーターMAD_3 https://nico.ms/sm17583849
この漫画史に残る激闘シーンの一つと個人的に強く思うドラマをアニメでどう描き切っているのか?
コレが、一番の興味でしたが、現代アニメーション技術の粋をつくした傑作でしたね❗️
涙無しには見られません。
クライマックス
一番の泣かせる場面は、
煉獄母子のやりとりの回想シーンと、今際の際での心の会話
「なぜ自分が人より強く生まれたのかわかりますか」
「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」
不治の病の床にあり、死期を悟った母・瑠火は、気丈に最愛の息子に歴代炎柱家に生まれた男のあるべき/進むべき道を示す。
いや、日本ですっかり忘れ去られたノブレス・オブリージュの何たるかを見事に教えてくれていると思いませんか?
「優しく強い子の母になれて幸せでした。後を頼みます」
美人薄命は、永遠のテーゼ。
この良妻賢母、人妻乍ら惚れてしまいますね。
というか、優しく厳しく愛情を注いでくれた自分の母とも重なってしまいます。。。
そして、この母にしてこの子あり。
鬼殺隊柱としての責務を全うし、後進の縦となり見事に散っていく…儚き運命。
「俺の方こそ貴女のような人に生んでもらえて光栄だった」
「母上、俺はちゃんとやれただろうか。やるべきこと、果たすべきことを全うできましたか?」
と息子は語りかけ、問いかける。
そう、「男の子」は、母親に褒められたくて、いつも、頑張るんだよ。
「立派にできましたよ」
もう何度見ても涙が止まらない名場面。
映画でも限りなく美しく表現されてます。
そして、夜明けの別れのシーン。
信じられない位の美しさと荘厳さで、男の中の男、煉獄杏寿郎の最期を見送る。
炎柱去りぬ…このシーンは、
知覧平和会館のこの絵がオーバーラップしてしまうのです。
日本の盾となってくれた英霊(特攻兵)達の姿と200人の乗客の命を、一命を賭して護り抜き、天に召されていった炎柱の姿に。
まだ観ていない方、是非観て下さい。
これは必見です。絶対に映画館で観るべきかと…。
映画館の中に嗚咽が拡がる。
おまけ
いつものミニオン。
大抵の映画の「読後感」とはマッチしないこの置物は、世界観をぶち壊された感を感じる?
ご愛嬌🤣