Patriot's Room

丸の内デイタイム住民の徒然絵日記。自分の人生に関わることを徒然なるままに綴っていくオムニバスコーナー。

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戦友来たりて

プロローグ

突然、シンガポール 拠点創業メンバー、もはや戦友とも言える男から突然のFacebook友達申請。

「FBはやらねーよ」

と言ってた筈なのに….。

最近、めっきりメールボックスを開ける事が少なくなった私。

この旧友とも、やりとりしてたアドレスに、何度も連絡くれていた様だが、気づかなかった。

「日本に家族で行くから会おうぜ!」

しかし、余りにもラスト・ミニッツ過ぎて、多少、戸惑い乍らも、大抵の先約なら万難排して会わずにはいられない…。

「で、いつなら都合いいの?」

と聞いたら1/20(月)がいいと、一択回答。

場所は、宿泊先の新宿界隈か、定番・浅草を提案すると、

「浅草」が良いとのこと。

 

うちのファミリーは欠。

平日だものね…。

 

五年ぶりの再会へ向けて

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ボスを後にして早々にオフィスを引き揚げ、東京駅内のPress Butter Sand で、お気に入りのバターサンドをお土産に買い込む。

バターサンド専門店「プレスバターサンド」が東京駅構内に、ベイクの新業態 - 焼きたてクッキーを展開 - ファッションプレス

 

バターサンド専門店 PRESS BUTTER SAND

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秋葉で下車、ヨドバシカメラで二人のボーイズに「どうぶつ消しゴム」セットをチョイス。

 

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にしようか、すき焼きしゃぶしゃぶ系にしようか悩んだ挙句、奴は「刺身」が好きだったよなぁと思い出し、また日本情緒が味わえ、家族がゆっくり出来る場所を考え、

一文

浅草一文 本店

を選びました♬

幸い、月曜日という事もあり、当日予約になってしまいましたが、個室が取れました。

 

再会の時
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大人はコース、子供はアラカルトで。

客人の到来を待つこと暫し…。

本当は浅草雷門前で集合して辺りを散策するつもりだったのだけど、「直接レストランで会おうぜ」とは…

こんな分かりにくい場所にある店、お初の外国人が大丈夫かいな?と、ちょっと心配になる。

 

部屋は二階の個室。

下から、忘れる事のないハリのある英語か聞こえて来る。

フスマを開けると、もう目の前で、夫人からハグ、続いて本人とも(笑)。

そして幼児だった長男と、自分がシンガポール を去った時に産まれたばかりだった次男坊も、すっかりヤンチャで可愛いBeautiful Boysに成長。

用意したお土産の動物消しゴムセットを早速開けて、お絵描きのお供に使ってくれ、痛く気に入ってくれたようで、こちらとしても大満足。

 

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ゆったり寛げる和個室内で、昔懐かしい想い出話からお互いの近況、日本人の文化、精神性に迄話は及び、三時間近い時間があっと言う間に過ぎていく。

共にシンガポール 島内、タイ、インドネシア、マレーシアを廻ったあの頃が本当に懐かしい…


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ここでしか食べられない、オリジナル料理

江戸ねぎま

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しっかりした醤油ベースの汁で煮込みます。

先ずはお野菜から。

豪快に切った千寿葱 と独特の味がする江戸菜が良い汁のベースを作ります。

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(一文HPより) 

は歯応えが確りあり、甘みも十分。ベトナムアメリカ人の夫人も大満足で沢山食べてくれました…。

 

鮪カマの肉だけを使った独特のお鍋。

鮪のカマ肉の食感も初めての経験だった様で、その油が落ち染み込んだ醤油味の味付けも、感動的な美味しさだったらしく、夫婦で「Good Choice!」を連発😃

 

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刺身好きの戦友には欠かせない「刺身盛り」を別注。

✅コハダ

✅煮穴子

✅サワラ

✅マグロ

アナゴはConger eelと言っても通じずsea eelと説明した方が通りがよい。

美味しそうに食べてくれました。

 

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ツルツルの独特な中細麺のうどんをシメにぶち込み、とじ卵と共に頂きます。

これも「美味しい、美味しい」を連発、子供達もシェアして平らげました。


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名残は尽きませんが、あっと言う間に夜も更けて、幾らなんでも子供は寝る時間。

お開きとなり、店の前で記念撮影。

固い握手で再会を誓い合い、タクシー🚕に乗せてGood bye.

 

エピローグ

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初めは、リスペクトには程遠く、カルチャーギャップや、言葉の壁(微妙な人情の機微みたいなものは中々伝わらないもどかしさ)もあって感情的になる事もあった。

そして、オーストラリア人、ベトナム人シンガポール 人、そして日本からは自分一人という混成部隊が一つに纏るにはそれなりの時間が必要だった…。

職務上、隔離された小さな部屋に閉じ込められ共に働き続ける中で、数々の辛い場面、苦しい局面を共有して、最後は信頼感と相互リスペクトを持つに至った彼と過ごした時間は貴重な経験でした。

(英語の生きたセンセイであり、よく添削してくれましたっけ)

 

彼もまた自ら作り上げたチームを、どちらかと言えば

「失意の中、去っていった」

ので、売れっ子インテリアデザイナーの夫人の故郷に帰る形で、アメリカに渡っても「大丈夫」だとは思っていたがバンカーとして働ける訳もなく、若干、心配してはいた。

今日は直接対面で話せ、どちらか言うとタッチーな仕事の話も聞けて、立ち上げ軌道に乗ったというビジネスの話に驚きながら、流石、中国系は逞しい!と感心した次第。

 

この日の再会の「えも言われぬ高揚感」と、そんなディールを追いかけてもがいていた日々を懐かしみながら、深夜の浅草の町を、酔いを覚ましながら、歩くのは乙なものでした。